ラクレットとは
ラクレットはスイス、フランスの伝統的なチーズです。「ラクレット」はフランス語で「削る、引っかくもの」を意味していて、チーズの断面を火であぶって溶かし、溶けたところをナイフなどで「削いで」ジャガイモなどにかけ、絡めて食べる事からラクレットと呼ばれるようになったのです。また「ラクレット」は料理名でもありチーズの名前でもある、面白いチーズです。テレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」の食事場面で暖炉で溶かしパンに塗っているチーズはラクレットなのでは?と言われています。ここ数年で"インスタ映え"することからラクレット チーズが老若男女問わず人気となり、ラクレットを出すレストランもどんどん増えています。
話題のラクレット!いざ買ってみると・・・
ここ数年、テレビやSNS、雑誌などでラクレットはよく紹介されていますが、そのとろける見た目に反して中々強烈な匂いを発するチーズなんです。クセが無く食べやすいと紹介されているから、美味しいんだろうな。っと試したことある人も多いと思います。しかし、開封してみると、めちゃくちゃ強烈な匂いが周囲に漂います。確かにラクレットは、ハードチーズに分類されていますが、ハードチーズらしからぬクセの無さではあります。ですが、味とは裏腹に匂いが強烈なんです。様々な嫌な匂いにたとえられており、匂いにやられてしまってラクレットを食べるのを諦めた人も少なからずいるはずです。実は、この匂いは加熱することで、だいぶ薄くなります。とは言っても、室内で焼く場合には換気をしてから焼くのがオススメです。今までラクレットの匂いで食べるの諦めた人などはバゲットなどに乗せてオーブントースターなどで焼いてみてください。少しラクレットの匂いはするけれど、口に入れてみれば、匂いの事は忘れるほどの美味しさで御座います。
ラクレットの美味しい食べ方
そのまま食べるのは勿論、加熱するとラクレットチーズの美味しさがより一層引き立ちます。基本的なラクレットはホールを半分(1/2カット)にしてラクレットオーブンと呼ばれる専用機器を使ってラクレットを溶かしていきます。溶けたところをナイフで削ってじゃがいも、ソーセージ、野菜などに絡めて食べるのが一般的な食べ方です。上記はレストランではやってくれますが、まず日本の家庭にラクレットオーブンは置いてありません。その場合は、スライスしたラクレットをホットプレートで温めるとご家庭でも美味しく召し上がれます。他には、茹でたジャガイモの上にスライスしたラクレットをのせてオーブンで焼いても美味しく食べれます。シチューに入れたり、バゲットに詰めてオーブンで焼くだけでも、簡単に本格ラクレット料理がお家で出来ちゃいます。
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